
非営利法人研究学会、第24回全国大会の詳細
9月26日(土)に公益社団法人非営利法人研究学会(会長:齋藤真哉横浜国立大学教授)の全国大会がリモート(主催校:日本大学)で開催される。
第24回目を迎える本大会では、非営利組織においてもマネジメントと区別される「ガバナンス」の問題が取り上げられるようになっていることを受けて、統一論題のテーマを「非営利組織のガバナンス問題―現状と課題―」と設定し、それぞれ報告と討論会を行うこととした。また、同日には自由論題報告と特別講演会も行われる予定である。
以下に全国大会のプログラムを掲載したので参照されたい。
非営利法人研究学会 第24回全国大会
統一論題 非営利組織のガバナンス問題―現状と課題―
開催日 令和2年9月26日(土)
開催場所 オンデマンド配信とライブ配信によるオンライン大会
費用:参加費1,000円
【振り込み先口座】(恐れ入りますが、振込手数料はご負担ください。)
銀行名:ジャパンネット銀行
支店名:ビジネス営業部
預金種目:普通
口座:2524425
口座名義:公益社団法人非営利法人研究学会全国大会準備委員会
※ 振込後、メールの件名を「非営利法人研究学会参加申込」とし、本文に「氏名、所属」を記載のうえ、下記の連絡先まで電子メールにてお知らせください。お送りいただきましたメールアドレスに、大会参加のパスワードをお送りいたします。
※ 令和2年9 月15日(火)までに下記宛にご送金下さい。ご入金の確認と申込者名の確認をもちまして参加申込みの受付とさせて頂きます。尚、参加取消による返金はご容赦下さいますようお願い申し上げます。
【連絡先・大会に関する問合せ先】
専用アドレス 2020taikai※npobp.info → *を@に変えてください。
本年度の全国大会の開催にあたり、準備委員会は絶えず新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のリスクを踏まえた準備を進めて参りましたが、このたび大学事務局の指示により、感染拡大防止の観点から、大学キャンパス内の施設を会場として使用することができなくなりました。
これを受けて、準備委員会は、学外の施設を借用し、会場を設営するための検討を重ねて参りました。しかしながら、ご承知のようにCOVID-19の終息についてはまったく不透明であり、しかも感染者が増加傾向にあるなかで、いわゆる「3密回避」はもとより身体的距離の確保や換気の徹底を図る必要があることに十分に留意したとしても、会員の皆様の会場への移動において、あるいは会場内での感染リスクを完全に排除することは不可能であるとの結論に至りました。
また、いま大学では対面授業に代わりオンライン授業が行われており、学生との接触も厳しく制限されております。平時の学会とは異なり、大会運営のために学生を動員し、会場に配置すること自体、非難を受けるであろうこと等、熟慮に熟慮を重ねた結果、「完全リモート」での開催を決断致しました。
何よりも会員の皆様を感染リスクからお守りするための対応策として、何卒ご理解を賜りたく、ここにお願い申し上げます。
なお、COVID-19の感染予防の観点から、大学キャンパスは入構制限が実施されており、上記の理由によりキャンパス内に大会会場は設営しておりません。大変申し訳ございませんが、リモート開催の趣旨をお汲み取り頂きまして、ご来校はご遠慮頂きたく、お願い申し上げます。
オンライン大会の実施方法並びにご質問方法、配信期間は、各セッションによって異なりますので、プログラムをご覧いただきますようお願い致します。
大会準備委員会一同
9月25日(金)リモート開催
常任理事会 14:00〜15:00 【Zoomによるリモート開催】
理 事 会 15:00〜17:00 【Zoomによるリモート開催】
●統一論題報告 10:00 ~ 11:40
「非営利組織のガバナンス問題-現状と課題-」【Zoomによるリモート開催】
司会:吉見宏 氏(北海道大学)
第1報告
「地方自治体の内部統制の現状と課題―パブリックガバナンスの充実強化に向けて―」
石川恵子氏(日本大学)
第2報告
「公益法人におけるガバナンスの現状と課題」
岡村勝義氏(神奈川大学・名誉教授)
第3報告
「社会福祉法人におけるガバナンスの現状と課題」
吉田初恵氏(関西福祉科学大学)
●会員総会 12:40 ~ 13:55【Zoomによるリモート開催】
●統一論題討論 14:00 ~ 14:50【Zoomによるリモート開催】
●特別講演会 15:00 ~ 16:00【オンデマンド配信:9/21-9/30】
「公益社団法人 日本看護協会の使命とコロナ禍における取り組み」
鎌田久美子氏((公社)日本看護協会 常任理事)
司会:古庄修 氏(日本大学)
●委託研究最終報告 16:05 ~ 16:45【Zoomによるリモート開催】
委託研究「一般法人への公益法人会計基準の適用に関する研究委員会」(最終報告)
座長 高山昌茂氏(協和監査法人 代表社員・公認会計士)
司会:尾上選哉氏(日本大学)
●自由論題報告 16:50 ~ 18:00 【オンデマンド配信:9/21-9/26】
司会:藤井誠 氏(日本大学)
第1報告
「非営利組織における租税回避行動に関する実証分析」
黒木 淳氏(横浜市立大学)
夏吉裕貴氏(横浜市立大学大学院生)
第2報告
「孤独死の量的・質的分析と二地域における孤立死対策への取り組み比較」
小川寛子氏(京都産業大学大学院生)
第3報告
「コミュニティ病院を所有する米国非営利組織の財務諸表に関する一考察 ―メイヨークリニックを題材として―」
谷光 透氏(川崎医療福祉大学)
第4報告
「NPO 法人による交通空白地有償運送の効率性評価」
小熊 仁氏(高崎経済大学)
第5報告
「公益法人の財務三基準のシステム論的理解」
久保秀雄氏(京都産業大学)
出口正之氏(国立民族学博物館)
第6報告
「相違説に基づく非営利会計の本質と国際標準化」
出口正之氏(国立民族学博物館)
第7報告
「中間支援組織が主体となるマルチステークホルダー型実践的課題解決の取組み-福(副)業の可能性を探る」
平尾剛之氏(特定非営利活動法人きょうとNPOセンター 常務理事)
吉田忠彦氏(近畿大学)